音声合成LSI内部の回路
音声合成LSI内部の回路
音はアナログの電気信号かPWM信号をスピーカに印加することで鳴らせると説明しましたね。
ここでは音声合成LSIに格納された音データからどのようにして音を鳴らせるのかを説明するために、
音声合成LSIの構成を説明します。
まずは、アナログ信号を出力する場合の音声合成LSI内部の回路構成について説明します。
①音声メモリに格納された音データをデコーダでデコードします。
②デコードされた音データをフィルタでフィルタリングします。
③フィルタリングされた音データをDACに入力してアナログ信号を出力します。
④DACではスピーカを駆動する能力がないので、
アナログ信号を能力が高いAB級スピーカアンプ(アナログアンプ)に入力します。
⑤最後にAB級スピーカアンプでスピーカを鳴らします。
では次に、PWM信号を出力する場合の音声合成LSI内部の回路構成について説明します。
①音声メモリに格納された音データをデコーダでデコードします。
②デコードされた音データをフィルタでフィルタリングします。
⑥フィルタリングされた音データをPWM生成器に入力してPWM信号を出力します。
⑦PWM生成器ではスピーカを駆動する能力がないので、
PWM信号を能力が高いD級スピーカアンプ(デジタルアンプ)に入力します。
⑧最後にD級スピーカアンプでスピーカを鳴らします。
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